つみたてNISAとiDeCoのどっちを優先すべきか
タイトル詐欺が多すぎる
つみたてNISAとiDeCo、片方しかやる余裕がないとしたらどちらを選ぶべきでしょうか?
インターネットを検索すると、「結局どちらを選ぶべき?」的なタイトルであるにも関わらず「どちらにもメリット・デメリットがあるので、ちゃんと考えて選びましょう」というスタンスの記事が多すぎです。
- 「つみたてNISA」VS「iDeCo」結局どっちがお得?特徴と違いを解説
- つみたてNISAとiDeCo、どっちを選ぶ?これが正しい選び方マニュアル|たあんと
- 【投資のお悩み解決】NISAとiDeCoを比較!結局どっちがおすすめなの? | いろはに投資
網羅的で中立な情報をありがとう…と言いたいところですが、これじゃあ、結局どっちがいいのかよく分かりません。
本ブログは何のしがらみもない個人メディアなので、独断と偏見で結論を出します。
iDeCoを優先すべき
つみたてNISAもiDeCoも、「節税しつつ投資できる」制度です。どちらを使っても投資することには変わりないのだから、これら2つは節税効果の大きさによって比較されるべきです。
- つみたてNISAは、投資して得られた利益が非課税
- iDeCoは、掛け金および投資して得られた利益が非課税(ただし条件あり)
掛け金も課税対象から外れるiDeCoが圧倒的に有利です。どちらかを選ぶならiDeCoでしょう。
iDeCoは受け取り時の税金を考慮する必要があるため「条件あり」で非課税としていますが、詳しくは以下の記事を参照して下さい:
そもそも、投資は余剰資金でやるものである
iDeCoのデメリットは、投資した資金を60歳になるまで引き出せないことであると言われています。
まとまったお金が必要になった時に現金化できないのは困る。そのロジック自体は正しいのですが、そもそも投資は余剰資金でやるものです。
つみたてNISAだろうがiDeCoだろうが、リスク資産に投資する際は余裕をもって現金資産を確保しておくべきです。
逆に言えば、まとまった現金を用意できない人はどちらもやるべきではありません。積み立て金を払ってしまうと生活が苦しい…なんていうのは論外です。まずは何はともあれ貯金しましょう。話はそれからです。
このブログは投資がテーマではありますが、老後資金2000万円問題のようなメディアの煽りや金融機関の口車に乗せられて、焦って手を出すことは推奨しません。生活資金に余裕が出てきたタイミングで、身の丈にあった投資を行いましょう。